常歩打突


 それでは、いよいよ常歩打突を稽古しましょう。現在、私は6種類の足捌きを使っていますが、ここでは常歩の基礎となる3種類の足捌きをみていただきましょう。

 まず、踏み込み足の打突です。十分に左軸を形成した構えから、右足を踏み込んでいきます。動画の左足に注目してください。踵を踏んで、一瞬左足のつま先が上がるのが分かると思います。左足の踵で支えるとともに、左膝を抜いて重心を斜め前方に落としながら面を打ちます。左足が素早く離地しますので、鋭く蹴っていると思われる方もいるようですが、全く左足は蹴っていません。自然に前方へ振り込まれます。(動画ー踏み込み足の面)

 次、一歩攻めて面を打ちます。一般の剣道でもよく見られる足捌きですが、常歩では左足で身体を押し出すのではなく、右軸に重心を落として攻め込んでいきます。右左右と足を踏み替えて打ちます。様々な技に応用できます。(動画ー踏み替えて面)

 最後は、右左と歩み足で打ちます。打突の基礎の歩み足と同じです。この足捌きをマスターすると、応用でみていただきますが、胴技はほとんどこの足捌きの応用で楽に打てるようになります。技の幅が広がります。(動画ー左右に歩み足で面)

 最初はゆっくり稽古することが大切です。急がないことです。これらの足捌きは、踵を踏んで膝を抜くことによって可能です。あせらずに一つ一つ身に着けたいものです。